韓国探鳥記(9) 先崎 啓究 |
||
2007年1月8日 ![]() ポイントの一番上流側から、ソウゲンワシを探しながら眼を凝らす。カメラがないSTさんを見かねたISさんと周囲(なぜ!?)がISさんのサブ機が余っていたので渡す。とりあえず写真を残すことができたが、これを期にSTさんは一眼にはまってしまうことになろうとは・・・。それはそうと、このポイントは本当にクロハゲワシだらけ。木のてっぺんから、岩の上、さらに上空にも、ぽつぽつとクロハゲワシの姿が見られる。どれを撮ろうか迷う余裕すら持ちながら、それぞれ思い思いに写真に撮ったり、観察したりして過ごす。
一番高いところから下の谷を見下ろすと、カラスが騒いでいることに気づいた。なんだろう?と思って見ているとソウゲンワシが颯爽と逃げていった。「出た!」と言った時にはもう姿が小さくなっていた。でも全員に焦りはない。いずれ絶対に出てくると確信していた。しばらくのんびりした時間が続く。僕とSGさんは、ねぐらから次々と飛び出すクロハゲワシの撮影に明け暮れた。真上を飛んでいく姿は、まさに畳。その内、そのありがたみすらワシと一緒に飛んで行って、条件がいい個体しか撮らなくなってくる。年齢を見ていると、幼鳥がほとんどで、一番年が行ってる個体でも3年目。色違いの風切と、茶色味が異彩を放っている。2年目の個体はわかりにくいが、オオワシ、オジロワシと同様に初列と次列の数枚以外はボロボロ。その点幼鳥は羽が綺麗でとても目立つ。ふと、海外から日本へトビを見に来るバーダーがいたら、こんな気分になるのかな!?と思った。そして、なぜか飛躍して、日本に帰ったらトビもきちっと観察しようと思った。
しばらく平穏にクロハゲワシを眺める時間が続く。途中、記念写真を撮ったりした。安さんがください!と言っていたのが印象的だった。
相変わらずクロハゲワシは舞っている。そんな中、唐突にSTさんが「あれ、そうじゃない?」とつぶやく。見ている方向を見てみると、確かにソウゲンワシが飛んでいた。「出た!」僕とISさんはすばやく反応して、カメラを覗く。SGさんは離れていて、聞こえそうにない。どう伝えようかな!?と思っていたら、向こうから「ステーップ!!」と言いながら走ってきた(笑)
ようやく青空の下ソウゲンワシを観察することができた。前回は雪雲でつぶれて見えづらかった下面の模様がはっきり見える。下雨覆が特徴的に白く、体型はカラフトっぽいが、若干尾羽の比率が長め。ワシだけあって、文句なしにかっこいい。2度目となれば観察する余裕が出てきて嬉しい。その後もクロハゲワシやハイタカ、カケスなどを観察して過ごす。ワシの数が減ってきたなぁと思うと不思議とお腹もすいてきた。時間も午後一時前。切れのいいところで昼ごはんにする。
釜山周辺の地図 | 1 || 2 || 3 || 4 || 5 || 6 || 7 || 8 || 9 || 10 | | ||